アシスタント・プロフェッサー in アメリカ

2018年からアメリカでアシスタント・プロフェッサーとして働き始めました。主に研究経過を記録として残していこうと思います。

内部研究助成金の申請完了

今日、大学内の研究助成金の申請書類を送りました。前回の記事に、外部研究助成金もCOVID-19関連の研究なので、研究計画書などでかぶる部分もあるはず、と書いたけど、結局ほぼ新たに書いた。

aimhigh20190212.hatenablog.com

というのも、大学内の助成金は金額的にも多くはなく、どちらかというと、数か月でできる研究でそれをもとに大きな外部研究助成金を獲得しようという趣旨なので、現在書いてる外部助成金とは同じCOVID-19関連の研究でも目的や展望が違う。

という訳で、ここのところずっと計画書を書いてる。結構書くのが新鮮で、割とすぐに時間が経った(それと、時間的プレッシャーも相まって、より集中できたというのもあるかも)。論理の構成からの研究目的・仮説、そして使用予定の統計分析がぴったり繋がった時には(そして行う分析に沿ったpower analysisやsimulationの論文があった時にも。)、パズルのピースが当てはまる感じで気持ちよかった。ただ、そこに行き着くまでに一部の研究変数や統計の分析を変えたり戻したりの繰り返しだった。博論を引っ張り出したり、前にレビューアーで指摘されたことを思い出したり、もう一年以上出してない本棚の奥にしまっている本の存在を思い出して読んだり。そして、その過程で、色々な統計の分析を事前に知っていることの大切さを実感した。実際、最初に使おうと思ってた分析は確かに目的や仮説とかぶってるけど、ちょっと違うと思ってて、最終的には違うアプローチの分析を行うことにした。Mplusという統計ソフトをよく使ってるんだけど、そのサイトで質問コーナーがあって、その回答を読んでぴったりな分析のアイディアが閃いた。

 

ただ!自分がどれだけよく書けたと思っても助成金が貰えるかとは関係ないので、また心を落ち着かして、外部の研究助成金の申請書類を仕上げていくこととします。期限は8月頭!