アシスタント・プロフェッサー in アメリカ

2018年からアメリカでアシスタント・プロフェッサーとして働き始めました。主に研究経過を記録として残していこうと思います。

大学教員の就労ビザ(H-1Bビザ)

アメリカの大学教員の就労ビザ(H-1B)は採用されれば、ほぼ間違いなくアメリカの移民局(USCIS)から発行され、アメリカで働くことができる。確かH-1Bは年間の発行できる上限を超えると抽選になる(また申請期限もあり、それを過ぎると来年まで待たないといけない?)はずだけど、アカデミアなどの特定の職種ではそのルールは適応されず、いつ申請してもよい。H-1Bには3年間の期限があり、通常一度限り更新することができるので、合計6年は大学から首にされない限り働くことができる(ただ永住権申請中だったら、6年以上働くことができるかも?)。

そして、最近(というか2021年からですが。。。)まさにその更新の真っ只中でした。基本的に就労ビザに必要な書類やお金はすべて大学が用意してくれるので心配ないけど、配偶者や子どもがいる場合、その書類は自分で用意しないといけないので、責任重大。そして配偶者などのビザ(H4)に関わるお金は自腹。そして、やっかいなことに丁度、更新の時期(2021年)にトランプ政権中に決めた、H4ビザでの更新時にはbiometrics(指紋などを取るプロセス)が必要というルールを、2021年6月中旬にバイデン政権がそれを廃止するみたいな情報が出て、ただ更新の書類を送ったのが2021年の5月下旬だったのでbiometricsの手数料込でチェックを送ったら、USCISからbiometricsのお金は必要ないから正しい金額のチェックを送りなおせときた。正直もうその時間がもったいないので(更新のプロセスが遅くなる)、そのお金はあげると思ったけど、そうもいかず、overnightの郵便で送りなおした。そして、その一週間後ぐらいに銀行口座からチェックの引き落としがあった。就労ビザの有効期限が2021年8月までだったので、かなりヒヤヒヤ。。

 

USCISのサイトから、ステータスを確認できるけど、結局ずっと受け取りました、という状態から変化はなかった。ただ仮にビザ更新の承認が遅れても、ビザが切れる前に大学側がUSCISに申請書類を送ったので、240日は働き続けることは可能とのこと(つまり2022年4月ぐらいまでは大丈夫)。ただ、これとは別の問題もあり、運転免許証の有効期限もこのH-1Bの期限に合わされているので、H-1Bが予定通り2021年8月までに承認されないと、免許証の期限(H-1Bと同じく2021年8月まで)が切れてしまう。

 

ただ、そんな祈りも通じず結局待つこと9ヶ月、今年の2月中旬にアクセプトされた。免許はどうしたかというと、一応ビザが切れてから240日間は合法で働けるということで、2022年の8月(そこはなぜか4月ではなく)まで更新できました。今回無事に更新されたH-1Bの期限は2024年8月までなので、次の免許更新では同じ時期ぐらいまで更新されるはず。一応余裕をもって(いや、すべてギリギリなのか?)更新できるはずなので、少し安心。もう車がないと生活できない。。